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大沢田植え踊り

 厳しい自然条件の中で農作業に励んだ農民の豊穣への祈りが込められています。口承によると330年位前に上鵜飼から伝わったとされ、雫石町の葛根田田植踊りにも指導したこともあるといわれています。
 また、田植え踊りは、豊作を願って踊る民俗芸能です。小正月、即ち旧暦の1月15日頃から昔は家々をめぐって演じていました。
 早乙女の「傘ふり」が珍しく、間をつなぐ「中踊り」が充実した踊りになっていること、一八(いっぱち)という道化男が活躍することが特徴ですが、これに三番叟・狂言・囃子舞・万歳といった演目が伝わって、単に田植踊というよりも、複合的な演出になっています。

保存団体 大沢田植踊り保存会  市指定無形民俗文化財(昭和61年7月26日)